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2014年7月20日 (日)

くま川鉄道の鉄道遺産、国の登録有形文化財になる日が待ち遠しい♪

くま川鉄道沿線にある19件の鉄道関連施設がもうすぐ国の登録有形文化財(建造物)になるそうです!!

7月18日付けの文化庁ホームページの報道発表資料によると、
国の文化審議会(宮田亮平会長)は、7月18日に開催された文化財分科会での審議・議決を経て、新たに166件の建造物を国の登録有形文化財(建造物)に登録するよう文部科学大臣に答申したそうです。今回の答申の対象となった熊本県内の建造物は23件。このうち19件は、湯前駅本屋や球磨川第四橋梁などを含めたくま川鉄道沿線にある鉄道関連施設なのです。

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くま川鉄道の前身である旧国鉄湯前線は、1924年(大正13年)に人吉駅~湯前駅間で開業。今年で90年を迎えます。沿線には開業当時の面影をとどめる湯前駅の駅舎や球磨川第四橋梁など、地域とともに歴史を刻み続けてきた鉄道遺産が数多く残っています。

今回答申されたこれらの鉄道関連施設は、数ヵ月以内に国の登録有形文化財として文化財登録原簿に登録され、官報に告示されるとのこと。くま川鉄道にとって嬉しい90歳のバースデイプレゼントになりそうです。

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地元にいるとその存在が当たり前すぎて、ふだんは何げなく通りすぎてしまう小さな無人駅の待合所やプラットホーム、沿線にまたがる数々の橋梁なども、郷土の暮らしに根づいた歴史的景観や構造的な観点からとらえると、実はとても価値があるものだったんですね。

今回答申されたくま川鉄道の鉄道関連施設の特徴については、こう書かれていました

※2014年7月18日付け 文化庁ホームページ報道発表「登録有形文化財(建造物)の登録について」より引用

“くま川鉄道は大正13年に開業した旧鉄道省湯前線を前身とする。開業当時に遡る橋梁(きょうりょう)群や湯前駅本屋のほか、昭和28年に建設された川村駅、木上駅の待合所や、同38年に建設された東多良木駅待合所などがまとまって残る。

中でも球磨川にかかる第四橋梁は、橋長322m、単線仕様の鋼製上路式プレートガーダー14連桁橋と長大なもので、くま川鉄道を代表する土木構造物である。橋長の比較的長い、第一高柱川橋梁、第二高柱川橋梁、免田川橋梁、井口川橋梁、百太郎橋梁は鋼製鈑桁(ばんげた)橋の構造を採用しており、なだらかな山並みを背景として直線状の構造物が近代の景観を創出している。

また御溝橋梁は、レールを縦枕木に取付ける最初期の標準設計の形態を今に伝える。岩清水アーチ橋は、鉄道院通達に基づく五心円の放物状アーチが特徴的。第二覚井橋梁、宮田橋梁は、単桁函渠(かんきょ)の標準設計を基に作られたと考えられる構造物で、ラーメン構造を思わせる外観をもつ。

終着駅の湯前駅本屋は開業時の下見板張の建物で、内部には出札口の造作もよく残す。これら地域住民の生活を支え、親しまれている一連の鉄道施設を登録する。”

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国の登録有形文化財(建造物)としては、

建設後50年を経過したもののなかで
①国土の歴史的景観に寄与しているもの
②造形の規範となっているもの
③再現することが容易でないもの
が登録の基準となっている。

国の登録有形文化財(建造物)として登録されると、保存や活用のために必要な修理等の設計監理費の補助や、固定資産税や相続時の負担軽減などの優遇措置が受けられるほか、積極的な活用や保存を促すための内装の改修なども可能となるそうです。

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ちなみに今回、答申されたくま川鉄道沿線の鉄道関連施設は以下の19件。

私はこれまでくま川鉄道の車窓から眺めた景色ばかりを見ていましたが、その足元にはたくさんの貴重な橋梁があったんですね。ちょっと視点をずらせば、レールの上だけではなく、レールを支え続けてきた場所にも多くの歴史やストーリーがあるんだなとしみじみ思います。機会があれば、これらの沿線に点在する鉄道遺産についてもあらためて取材してみたいです。

■名称および所在地、建造年代

① くま川鉄道御溝橋梁       (人吉市/大正12年)
② くま川鉄道大王川橋梁      (人吉市/大正12年)
③ くま川鉄道岩清水アーチ橋      (人吉市/大正12年)

④ くま川鉄道川村駅待合所         (相良村/昭和28年)
⑤ くま川鉄道球磨川第4橋梁       (相良村~錦町/大正12年)

⑥ くま川鉄道第一高柱川橋梁     (錦町/大正12年)
⑦ くま川鉄道第二高柱川橋梁     (錦町/大正12年)
⑧ くま川鉄道内門橋梁         (錦町/大正13年)
⑨ くま川鉄道第二覚井橋梁      (錦町/大正12年)
⑩ くま川鉄道木上駅待合所及びプラットホーム (錦町/昭和28年)

⑪ くま川鉄道崖下橋梁          (あさぎり町/大正12年)
⑫ くま川鉄道免田川橋梁        (あさぎり町/大正12年)
⑬ くま川鉄道井口川橋梁        (あさぎり町/大正12年)

⑭ くま川鉄道宮田橋梁          (多良木町/大正12年)
⑮ くま川鉄道平原アーチ橋       (多良木町/大正13年)
⑯ くま川鉄道東多良木駅待合所及びプラットフォーム (多良木町/昭和38年)
⑰ くま川鉄道百太郎橋梁         (多良木町/大正13年)

⑱ くま川鉄道高橋川橋梁         (湯前町/大正13年)
⑲ くま川鉄道湯前駅本屋         (湯前町/大正13年)

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